東洋医学では、心身の健康を保つために 季節に調和した過ごし方 がとても大切だと考えます。
みなさんは 四季の気候変化によって養生の方法が異なる のをご存知でしょうか。
今回は四季の一つ「春」の養生法について書いていきます。
四季の養生法は中国の古典に書かれている
中国の古典書物『黄帝内経素問』の中に「四気調神大論篇」という一節があり、そこに四季の養生法が書かれています。

春の季節の項には、次の内容が書かれています。

黄帝内経素問
春から夏にかけては、植物などが新たに芽吹くように、人々も外に出てゆったりと歩いて心身をのびやかにし、春の景色で目と心を楽しませるとよい。
- 積極的に外に出る
- 適度な運動をする
- 植物の芽吹きを見て楽しむ
ポイントは「適度に運動」という点で、軽く汗をかく程度 とされています。
過度な運動で身体を虐げてはいけませんし、動かないのもいけません。
養生法を誤ると「夏」に調子を崩す
春の季節を動かずに過ごすと、夏になって冷えの病になる とも書かれています。

しんトラ
あとになってボディブローのように効いてくるようです
花粉症のひとはムリをしない!
外に出て運動することが推奨されるのですが、外には花粉がいっぱい です。
花粉症の症状がひどくなると、こころを楽しませるどころではなくなってしまいます。

林
わたしはジョギングに行って、見事に鼻の中のダムが決壊しました
花粉症のひとはムリをせず、家やスポーツジムなどの屋内で軽い運動 をしましょう。
まとめ
- 春は運動をはじめる季節、適度な運動がよい
- 外に出て、春を目でも楽しむ
- 春に運動しないでいると、夏に体調を崩す
- 花粉症のひとはムリをせず、屋内で運動する
四季に適した養生をして、健康を保っていきましょう!
