自分に合う「マクラ」を考える

健康

ヒトは 一生の3分の1を寝て過ごす といわれ、睡眠の重要性は科学的にも証明されていています。

良い睡眠をとるためには、睡眠環境を整えることが大切 です。

わたしは学生の頃から マクラ にはこだわっていて、オーダーメイドのマクラも作り、不眠症になった際にも色々と試行錯誤しました。

その経験をもとに マクラ について書いていきたいと思います。

マクラの役割

まれにマクラを使わずに寝る方もいますが、ほとんどの方がマクラを使用して寝ています。

マクラの役割は以下の3つです。

  • 頚椎とマットレス(敷布団)との 空間を埋めるため
  • 呼吸が楽になるよう調整 するため
  • 頭の接地部の 圧迫感を軽減する ため

マクラで重要なのは通気性

マクラを選ぶうえで、わたしが 最も重要だと考えるのは通気性 です。

ヒトの 首から上の部分で心地よいと感じる温度は26℃前後 といわれています。

体温は通常35〜36℃に調節されていますので、心地よく安眠するためには放熱して頭を冷却する必要がある のです。

マクラの内容物

最近のマクラは通気性を考えて作られていて、ウレタンが入っているものでも通気孔があったりします。

空気の通りが良さそうかどうかをチェック します。

マクラの表生地

マクラの表生地は、まだらなものから密に作られているものまで色々あります。

マクラの 表生地は取り替えが効かないことが多いので、表生地の通気性が良いか確認 します。

マクラカバーで微調整

マクラが決まったら、マクラカバーで調整 します。

夏は涼感が得られるもの、冬はタオル地など好みで使い分けると良いでしょう。

マクラの高さ

オーダーメイドのマクラを作るときは頚椎の湾曲具合を測ったりしますが、マクラの高さについては絶対というものがありません

寝ているマットレスの沈み具合、敷きパッドの状態、背中の筋肉や脂肪のつき具合、頚椎の反り具合と首の筋肉の緊張度合いなどによって、最適と感じるマクラの高さが変わり ます。

例えば、背筋を少し鍛えたりするだけで背中の厚みが増え、寝た時の頭の位置が変わってしまいます。

首の筋肉を鍛えたり、ストレッチで柔軟性を高めることでも同様です。

つまり、身体の状態は日々変わっているので 完璧なマクラの高さを求めても、その時限りになりやすい ということです。

マクラの 高さには拘らず調整できるものを選んで、その都度微調整するのが最適解 といえます。

マクラの硬さ

はじめの方で書いた通り 通気性が良いものであれば、硬さはお好みで良い と思います。

しんトラ
しんトラ

わたしのお気に入りマクラは、エストラマーという素材でハニカム構造になっているものです

マクラ選びで失敗しないために

寝具売り場などに置いてあるベッド(自分が寝ているものに近いもの)に寝て、実際にマクラを試して違和感が少ないものを選ぶ といいでしょう。

まとめ

  • マクラは 通気性が重要、表生地も大事
  • マクラの 高さに完璧を求めない
  • マクラの 硬さはお好みでOK
  • 買う際に可能なら 実際に寝た状態で試す

以前、寝具売り場にいたベテラン販売員(60歳くらいの紳士)が「自分はマクラを十数個持っている。だけど、これだというものはない。」と言っていました。

気に入った マクラを2〜3個持っておいて気分によって変えてみるのも、マンネリの予防になってよく眠れるかも 知れませんね。

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